作品コンセプト

いただいた いのち に
もう一度 いのち を吹き込む

革製品のためだけに動物の命をいただくことはありません。
食肉用などの動物から、いのちを頂いた後に副産物として皮が発生します。
それらは鞣し工程を経て革へと生まれ変わります。
実際、牛の皮は日本だけでも1年間に約100万頭分(2021年)が畜産から出続けています。
すべてを焼却処分すると相当な二酸化炭素の排出がなされます。

天然素材の革は、動物が生きていたときの傷などが個体ごとにあり、革のすべてを鞄や財布に使用することは難しくなっております。
取り都合の問題で鞄や財布に使うことができなかった革の端材を、1辺を1センチメートルの長さに裁断し、招き猫を作成いたしました。

大阪関西万博(EXPO2025)の開催目的である、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の達成への貢献を、革製品の製造を行う弊社なりに落とし込んで表現いたしました。
家畜として育てられている牛や豚の大部分はお肉として私たちの食卓に届けられますが、皮をはじめとした動物の様々な部位は、化粧品・肥料・コラーゲン・革製品として余すことなく活用されています。

作品を通して、ご覧いただいた皆様のSDGs活動のきっかけを提供できればと考えております。

企業名

株式会社サカタ

コーポレートサイト

事業内容

株式会社サカタは、大阪市阿倍野区にある革製ハンドバッグ・革小物のメーカーです。
1960年創業の確かな縫製技術が自慢です。
OEMの「+STORY」、BtoCブランド「Riscol」、DIYブランド「Lucky & Happy」など多様なブランド展開で、
企画・設計から製造、直販まで一貫対応しています。

革製品を企画・販売するプロの皆さまの「つくりたい」に応えられる最適なパートナーとして、
私らしい暮らしや人生を「つくりたい」と考える消費者の皆さまに応えられるメーカーとして、
さらに、皮革業界に関わるこれからの人材の「つくりたい」や 専門学校等教育機関の「つくらせてあげたい」

そんな様々な「つくりたい」に、これからも応え続ける株式会社サカタです。

PRポイント

1960年創業の確かな縫製技術が自慢のサカタですが、
PRポイントが4点あります。

1)材料調達力
サカタは、多品種小ロットに対応可能な材料を安定調達するため、 1960年の創業以来信頼を築き上げてきた国内の皮なめし工場との連携に力をいれています。
また国内に留まらず、イタリア、マレーシア、バングラディシュの企業とも取引きを行うことにより、素材確保に努めています。
その結果、ソフトシュリンクレザーを36色、ヘビ革40色の常時在庫を実現し、取引先の幅広いニーズに対応しています。

2)企画・デザイン力
当社では製品デザイナー、グラフィックデザイナー、バッグ職人、CAD / CAM , UVプリンター等のオペレーターに女性スタッフを登用し、女子力を活かした企画・デザインに力を入れています。
平成24年に香港で開催されたAPLF展示会では、当社のデザインが評価され「BEST OF AWARD」にノミネートされました。

3)技術力
サカタは創業から40年以上にわたり、職人泣かせと言われるこだわり抜いたデザインの製品を作り続けてきました。
そこで培った経験に裏付けられた豊富なパターンや、素材の特性を知り尽くした職人の高度な縫製技術を最大限に活かし、 高品質なバッグや小物(サイフ)を製造しています。
また、熟練した職人から若い世代への技術継承を革製品メーカーの責務と捉え、積極的に取り組んでまいります。 機械化が困難で手作業が必要となる工程についても、自社内に留まらず外注先にまで技術指導を行い、 高付加価値な製品を提供できる仕組みを整備しています。

4)設備力
サカタでは、一般に熟練作業が必要とされる工程でも、機械化が可能なものについては積極的に設備投資に取り組み、効率化をはかっています。
例えばCAD/CAM自動裁断機を導入し、裁断工程の見直しを行いました。 また、UVプリンタ , 刺繍ミシン等も導入し、新しい仕様にも目を向けて、さらなる向上に努めています。

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